まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

第四段!というわけで、またまたWGです!
今回は、複数の(現実の)アニメ&ゲーム等などの設定が一つの世界にまとまってます。
そんな世界は嫌だ!という人は戻ることをお勧めします。

現代日本からとある世界に呼び出召喚された主人公の行く末はいかに!?(マテ

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助けて……
助けて、助けて。
助けて、誰か。
試練といわれてそのまま滅びを迎えたくはない。
助けて。
お願い……
我らが主よ、どうか、我らの願いを……


WOLD GAME~GM勇者連合~


助けて!

「……は?」
いやいや、あの?
ここ…どこ?
周囲を見渡せば、みたこともないような石造りの広間らしき場所。
四方八方に壊れた石柱のようなものがたっており、地面にはなぜか六紡…星?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え~…と?
私、こんな設定してたというか、こんな場所にこよう、とおもったっけ?
しぃん、としている空気が何ともいいがたい。
この場にいるだけで何とも凍えてしまいそうなほどに、ここには生活の空気、というものが感じられない。
まるでここには誰もいないかのように。
というか、さっきなんか『たすけて』という声が聞こえたような気がしたけど、錯覚か?
とりあえず、現状を把握するために自分のいる場所だけでも把握しないと。
「コランオープン」
すっと左手を突き出し、決められた言葉を紡ぎだす。
ちなみに、この言葉の由来は、私が好きなサファイアの元であるコランダムから。
ぽうっ、私の言葉に従い、左手の中指にはめられている指輪と、
そして首から下げているネックレスが淡く光る。
それと同時、光は目の前に薄い膜を創りだし、そこに簡易的な映像を映し出す。
簡単にいえば立体映像もどき。
その中にある、今の現在位置、というところに注目する。
…うん、やっぱり現実世界ではないっぽい。
というか、何?この名前?
私はこんな名前の世界ゲーム、聞いたことないんですけど?
つ~か……【ラグナログ】…って…誰だ!?
神々の黄昏ラグナログ】なんて不吉極まりない名前を世界というか惑星につけたのは!?
いあ、今はそんなことをいってる場合じゃない。
ログアウト…ログアウト…
現実への帰還である、ログアウトのメニューを選び出し、かるくクリック。
これで問題なく元の場所に……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・て、あれ?・・・・・・え…ええええ!?」
いや、ありえないからっ!
そもそも、他者の世界においても在る程度の効果はある【絶対者アクセサリー】然り。
どの世界にも入り込める【偶像のアイテム】然り。
そのどちらの属性をもあわせもっているこのアイテムで元の場所への帰還が不可能なんて!
クリックしても、そこには、【この項目は今現在、使用できません】とでるなんてどういうことよっ!

世の中に、【WOLD GM】と呼ばれるゲームがある。
しかしこれはゲーム、というなかれ。
画期的なゲーム改革、否、技術改革といっても過言でなかった。
自らが脳内で空想した全てがただ思い描くだけで、ゲーム内にインストールされる。
それだけではない、そのインストールされた世界は文字通り映画のように映像は整っており、
下手な映画よりも現実見がある。
さらにいえば、そのゲーム内に自らが入り込むこともでき、
また第三者が入り込み、第二の現実、としてその世界感を感じ、楽しむことも可能。
しかしさすがはゲームというべきか。
ゲーム内においていくら時間がたとうとも、始めに自らが決めた時間を設定しておけば、
ゲーム内でいくら数十年経過しようとも、ゲームを始めた直後の時間にもどれたりする。
また、当然【創り手】の意思により、現実とゲーム内の時間をリンクさせ、
時間率変化というものを創りだし、簡単なRPGもどきをつくりだしている【創作者】達も多々といる。
在る程度の世界が出来上がったころに、発売元の【WOLD GOD】より連絡が入り、
自らが創った世界を他者と共有するか否か、という判断をゆだねられる。
共有を選んだ場合、それぞれのアドレスが配布され、その世界にはいるためのアイテム。
これはまあ有料になるが、それほどたかいものではない。
それを手にいれれば、どんな場所からも出入り可能。
つまりはネット接続ができない環境下においても自由に世界に入り込むことができる。
なんかこの方法で事故にあった人が絶体絶命であった場所からゲーム内に逃げ込み、
帰還の場所を自宅にした…ということがあり、一時、瞬間移動だ!だのとニュースでも騒がれたが。
しかしいまやこのゲームの異常性、というかファンタジー性は誰もが知るところ。
つまり世界中で知らないものはまずいない。
ゲームを通じて移動した、といえば、十人中九人はそれだったら仕方ない、ですませられていたりする。
ちなみにこれは犯罪には適応されないらしく、
以前犯罪をおかし、アリバイつくりにゲーム内を移動したところ、
もののみごとに移動先が指定した場所ではなく警察署内になった、という話しもあったりしたらしい。
しかも、その傍には当人がおこなった犯罪映像のおまけつき、で。
ちなみに犯罪に利用しようとした全ての人々がその法則が適応され、
さらには追加料金を払わない限り、二度と【ゲーム世界に入り込む】ということができなくなるらしい。
…そんなこともあり、このゲームを犯罪に利用しよう、という動きはまったくない。
誰しも確実に捕まるしかないとわかっていて、一体だれが悪事に利用するだろうか。
創作者、とは当然ゲームを夢想したものであり、ゲーム本体を所有している人々のことを指し示す。
当然私もそんな中の一人で、世界を創って遊んでいるので、
創作者のみがもつ、【絶対者アクセサリー】、通称、【創造主の戯れ】を所有している。
偶像のアイテム、とは他者の世界に入り込める性質をもった品物でもある。
そして、それらは自分がいまいる場所を的確に示すことができるのだが……

「…こ、こういうときのための緊急連絡!え~と、運営側へのヘルプ、ヘルプ……」
とりあえず、運営側に問い合わせをして、それからもう少し現状を把握してみるしかない。
立体映像もどきの中にある、いわゆるメニュー画面もどき。
その中からヘルプ項目を選び、そこから運営側への連絡、を選び、
脳内において質問する事項を思い描く。
それと同時、キーボードを打ち込みしたわけでもないのに勝手に文面が作成され、
表示された内容で送信してもいいか、否かという案内表示が示される。
いいも何も、とりあえず運営側に問い合わせてみるしかないし。
とりあえず、送信をぽちっと押してひとまず一息。
現実世界との時間率がよくわからないが少なくとも何らかの返答はこれであるはず。
「え~と……。というか、よくよくみたら、人の気配も感じないってどうよ?」
たしかに誰かが生活していた雰囲気はある。
あるがここには人の気配がまったくもって感じられない。
否、異なる気配ならいくつもしているが。
この場所はどうやら聖なる場なのか簡易的な結界のようなものに守られているらしく、
扉の向こうより感じる不穏な気配はここにはない。
ちなみに、【検索サーチ】能力、強いていえばGM権限というものか。
そういった能力は使えるらしく、能力を発動してみれば目前に別の窓が開かれるように展開し、
そこに見たこともない地図マップが映し出される。
その地図に表示されているいくつもの赤い点滅。
……まて。
赤い点滅って、つまりは敵意あるものが多数いるってことかいっ!
この点滅、敵がどこにどれだけいるか、というのはわかるので重宝するが、
しかしその敵の種類まではわからない。
なんか緑の点滅もあるようだけど、…緑って何?
私が設定してるのは、普通の人々の色は青。
何かイベントなどをもっている存在の色は黄色に、この【アイテム】には確か設定していたはずだが。
緑の設定…設定…はて?何にしたっけ?
なんかに設定したような気もするが、どうも思考がうまくまわらない。
「そもそも、ここで私のGMというか、私が設定してる力はつかえるわけ?
  …この場でしばし色々と試してみたほうがいいかもしんない……」
思わず独り言をつぶやいてしまうのは仕方がない。
そもそも、普通のゲームならば始まるレベルは1より。
つまり、戦闘などによって自身の能力をあげてゆくしかない。
ふつう、しょっぱなからこんなうようよと敵がいるフィールドに初心者を送り込むゲームはあまりない。
…あまりない、というだけでそういう世界をつくった仲間もしっているので一概にない、とはいえないが。
とりあえず、自らの基本能力の確認はしておいたほうが正解っぽい。
え~と……自分自身の能力、ステータス欄…と。
ちなみに、慣れ親しんでいるゲーム設定と同じような画面になるように設定してある。
慣れ親しんでいたほうが使いやすい、というのもあったし。
まあ、それはそれとして、っと……え…と?

名前:コスモス・コランダム
称号:コランダムの創造主
能力:創造主権限発動能力

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一瞬、それをみたとたん目が点になったのはいうまでもない。
ちなみに全ての基本能力は無限、となっている。
これは私が私の世界に創造主GMとして降り立ったときとまったく同じ。
…つまり、何でもできるし、あるいみ無敵…と。
「…………は?というか私の世界のステータスのまま?」
一瞬固まったのちにはっと我にと戻り思わずつぶやく私は間違っていない。
絶対に。
と。
ピコリン♪
突如として脳内に響き渡るような軽やかな音。
こ…この音は!?
それと同時、別の窓が突如として目の前に出現し、
來華らいか!よかった~。知ってる人がいたぁっ!』
え~と…って、はぁぁ!?
「って、陽菜ひな!?」
藤宮陽菜ふじみやひな
【クリスタル・パレス】という世界を創っているGM仲間。
というか、彼女からの【念波画面】がなんでこんなときに!?
『きがついたら、いきなり周囲が全部動物だらけのところに喚び出されてるんだよ~!
  來華らいかはどこにいるの?
  というか、ここどこよ!?らいか來華の世界?』
・・・・・・・・・・え~と?
何か今、ものすっごく突っ込みどころ満載な言葉が聞こえてきて、表示されなかった?
ねえ?
ちなみに、この念派はどういう仕組みかはわからないが、
脳内に声が響いてくると同時に、目の前に表示画面があらわれてそこにも文字が記される。
ちなみに自動的にログの記録がされるようになっており、後からどのような会話をしたか調べることも可能。
『しかも、とあるゲームじゃないだろうに!人間さがしてたら店らしき場所の中にまで動物だよ!?
  一瞬、ドラ○エおもいだしたよ!言葉まったく通じないし!』
…あったな。
そういえば。
そういうイベント。
たしか、7だったか?
「あ~……。ごめん。私もここがどこかわかんない。とりあえず現状もわかんないから、
  今さっき運営側に問いあわせメールはしてみた。というか、何で私がいるってわかったの?」
こちらが言葉を紡ぎだすと同時、
それは自動で相手にも窓を開いている限り相手にもつたわり、また文字も表示される。
こちらの声も相手側に確実に届いているのはすでに承知済み。
『呼びだされたとおもわれし城の中に不思議な地図っぽいのがあった。
  世界地図でそこに金色の光の点滅みつけて念波画面調べてみたの』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい。
不思議な地図もどきって……ほんとうにドラク○っぽいし。
「…すこしきくけど、私がいまいるところとかわかる?」
というかここには何もないし。
今自分がどこにいるか皆目不明。
『えっとねー。この地図も完全に詳しいことはやっぱり自分が歩いたところしか表示されないらしく。
  世界地図もざっとしかわからないけど。私のいる大陸から遥か南の大陸みたい』
・・・・・・つまり、いくつもの大陸がある、というわけね。
「私はよくわかんない場所にいきなり喚ばれてるっぽい。
  見たところ人の気配もここもないけど、一歩この部屋からでたら敵さんがうじゃうじゃいる」
まあ、基本能力確認したところ、創造主絶対権限があるっぽいから敵に負けることはまずないだろう。
とりあえず無難な長剣を武器に、それに属性でもかけておくとするかな?
それか安全を期して、一応とある神話を参考にして創ってる武器を手にするか。
…とりあえず、陽菜のほうはどんな様子なんだろうか?
一応聞いてみるか。
それで私のこれからの対応をどうすべきかわかるかもしれないし。
「陽菜のほうは敵とかどんな状況?」
『びっくりしたよ~。城の中なのにいきなり敵さんがうじゃうじゃでてきて。
  なんか敵さんにも二種類あるっぽい。光になって消えるのと、そのまま体がのこるのと。
  …体ののこるほうは、どちらかといえば術で仕留めるのがお勧め。
  あの肉を断ち切る感覚はさすがに慣れないわ~』
……いやあの、光になって消えるとか…やはりここは誰かが創った世界でまちがいないか?
「というか、どうやってそれ見分けるのよ?」
『わかんない』
わかんないって……
『だけど、どうやら敵らしき魔獣?らはその死体を食べたりするからね。
  ほんと、死体は残さずに燃やしつくすのがおすすめ。血の匂いでよってくるっぽい』
「・・・・・・・・・・・・・・・貴重な意見ありがと」
こりゃ、様子がわかるまで、剣は封印しといたほうがいいな。
基本、魔法だけでいこう。
うん。
『…あ~。だめだ!対象者限定の【転移テレポート】発動はできないみたい!
  今、來華めがけて発動してみたけど
  【対象転移者に対し、この地において実際に一度でもあっていなければこの術は発動しません】
  と表示される~!』
すっかり【転移テレポート】という便利なものがあったの失念してた。
というか、それも無理なのか。
というか、この地において実際に一度でもあっていなきゃむりって……
……遥か離れているであろう場所に移動する手段ってここにはあるのか?
あ、召喚獣はよびだせるんだろか?
『來華のほうの位置はなんとなくわかるから。
  とりあえず、ペガサスに乗ってそこまで移動してみるね~。
  來華の近くにまでいったらとりあえずまた連絡するよ。
  來華のほうも何か新しいことがわかったら教えて?』
「って、空を飛べる召喚獣は召喚可能!?」
『うん。というか呼び出された城がなんでか山のてっぺんにあってね~。
  外にでた途端、眼下みてびっくりしたよ。雲が下にあるんだもん。あははは』
・・・・・・・・ここがそんな場所でないことを祈る。
切実に。
「了解。とりあえず私はここから出つつ、何かないか探してみる」
『わかった~。でもよかった~。一人じゃないってわかって』
「それはお互い様」
少なくとも、まったく知らない場所に一人っきり、というわけではないのだから。
いつもはどこに移動するかわかって移動しているので不安はないが、今現在は何もかもが未知のまま。
創造主権限が使える、ということは誰かのつくった世界であることには違いないのだが。
しかし、私たちのようなGM達が召喚される可能性。
それはすなわち、仲間が召喚した、という可能性が少なくない。
そもそも、仲間同士ならば何でも同じ力を持つ存在同士、喚びだしたりすることが可能らしい。
…それが公式サイトにのったときはびっくりしたけど。
しかし、召喚するにも一応決まりがあるらしく、GM連盟に参加している存在でなければならないらしい。
しかし、それでも、呼び出しのコール音はなるはずなんだけどなぁ?
今回はまったくそんな兆候、何もなかったし?
・・・・・・考えていてもしかたがない。
ここにずっといてもしょうがないんだし。
それに聞く限りどうやらきちんとした人が住んでいる場所がある…っぽいし。
まあ、動物ばかりの世界だとかなり困るが。
そういや、通訳は自動翻訳されなかったのかな?
普通、GM権限というか創造主権限発動している場合、
どのような存在とも意思疎通可能のはずなんだけど。
先ほどの会話を聞く限り、動物との意思疎通はできていないっぽい。












「いや!というか、何でラヴォ○もどきまで創ったわけ!?」
思わず突っ込みをしたくなるのは仕方がない。
絶対に。
「ちがうって。デ○ント・ゾルを参考にしてみただけで……」
『同じようなもんでしょうがぁぁっっっっっ!』
この場にいる仲間達から同時に発せられる声。
というか私たちの意見は間違ってない。
「そもそも、遊び心もここまできたら呆れるしかいいようがないんだけど?
  参考にしたのは何っていった?アニメにゲームに、それに小説に漫画?」
あ。
留衣がいいこといってる。
参考にしたゲームは地球でいうところのス○エアさん作品や、ナ○コ作品が主であるらしいが。
だからといって世界滅亡するようなラヴ○スや、さらには闇の具現化ともいえる精霊王。
まあこのあたりは人の負の心で悪にそまった魔王になるのは定番だからいいとして。
…まああまりよくはないけど、一応定番中の定番、といえばしっくりくるし……
しかし、とあるアニメのゾ○ダーシリーズや、さらにはデア○ト・ゾルまでだしてくるな!
と思う私は間違ってない。
どうやらその思いはここにいる皆が共通する思いらしい。
「ランダム設定にしてみたんだけどね。まさか同時に同じ惑星に発生するとは。はははは」
・・・・・・・・・・・・
『ははは!じゃないわよ!いきなり呼び出された私たちの立場も考えてみてよっ!』
それも、たまたま絶対アクセサリーに偶像のアイテムを持っていたせいで。
まあ、GM連盟には入っていたのは事実。
だけど…だけど!
なんでその連盟の一人が創った世界にいきなり呼び出されなきゃらなんないのよっ!
体感時間設定はどうやらこの空間はかなり変えているらしく、
彼女のいた世界、すなわち惑星からしてみたら、一日で数十年はかるく経過するようにしてるらしい。
それそれが偶像のアイテムに付属している時間率確認において、
自分の世界との時間率を確認しなければ、
自分の住んでいる場所との時間がいくら隔たれるか、というのがわからなったであろう。
「いろんな世界感が一つの世界で感じられる。というのがコンセプトだったんたけどねぇ。
  だけどここはまだプレイヤー達は入ってきてない惑星だったのに」
いや、そういう問題じゃないから。
いやほんと。
思わずコメカミに手をあてたくなる。
「しかし。問題は、呼び出されたのが私たち五人だけか、ということでもあるのよね?
  もしかしたら私たち以外にも呼び出されてる可能性があるわけで」
たまたま、私たち五人は…正確にいえば四人だけど。
GM連合宝石ギルドに所属していた仲間同士だったからこそすぐに互いがここにいる、
というのがわかり、さらにはここが【誰】の創りだした【世界】の中か、というのがわかったわけだけど。
他にも同じようなGM達が呼びだされている可能性がないとはいいきれない。
そもそも、この世界の創造主である亜紀だけ呼び出すならまだしも、
まったく関係ない私たち四人まで呼び出されたのがいい証拠。
つ~か、そういうのにも反応するのか?
偶像のアイテム……
そりゃ、面倒だからって、絶対者アクセサリーと偶像のアイテムを一律化。
つまりは一つのアイテムの形にしてるという共通点があるけども。
ちなみに私はといえば、ネックレスと指輪が共鳴する形でそれらが発動するようにしていたりする。
ちなみに、どこにでもある普通の宝石、ちなみにピンクサファイヤなどを主体とした、
色とりどりのサファイアアクセサリーをその絶対アイテムに見立てている。
というか、頼んだら本当に本物の宝石で、しかもこちらの要望にあわせ、
プラチナ1000で台座も、さらには鎖もつくってくる会社側って……
ちなみに、亜紀はといえばダイヤモンドを主体にしており、色とりどりのダイヤのアクセサリー。
他の子はそれぞれに異なるものの、
オパールやトパーズなどそれぞれの自分の好きな宝石類でアイテムを頼んで手にいれている。
ゆえに宝石類好きが集まって作ったのが宝石ギルド。

ちなみに、GM連盟の中で様々なギルドが作れるようになっており、
そこに所属していれば誰がどの世界にいっているか、というのが一目瞭然わかるようになっている。
どういう仕組みなのかわからないが、いわゆる念波のようなものでリアルチャットをすることも可能。
…ほんと、発売元はこれどういう仕組みで作ってるんだろうか?
いまだに【創作者】の間でそれは永遠の謎扱いとなっている。
ちなみに、創作者、とはいうまでもなく、【WOLD GM】をインストール。
簡単にいえば、世界創造を成し得た人達の総称。
運営側というか販売元からGM連合の概要が送られてきたときには驚いたが。
ちなみに、それまで購入していた全てのGM達にその品は送られてきたらしい。
当然、登録してあったりしたメールアドレスがあった場合、そちらに事前連絡がきちんと入っていたが。
GM連盟はある程度の功績を達すればそれぞれの希望にそった品を手にいれることが可能。
それがたとえ現金であろうが、現実不可能なのではないか?というようなことですら。
事実、行方不明になって久しい家族同然のペットが戻ってきますように、と願ったGMもいたらしいが。
…その願いの翌日、保護され連絡がはいったり、はたまた無事に戻ってきたり、などしたらしい。
偶然、といえるのかもしれないが、
一年以上みもつからなかった家族がみつかったときの喜びようはない。

なんか話題がそれた。
と、とにかく。
「まず、他にも偶像のアイテムとかもってるプレイヤーが呼び出されてるかもしれないし。
  そもそも、なんでそんな召喚術なんてもんをここに組み込んだわけ!?」
何でも神すら呼び出せる術をこの世界には施した、とは元凶でもある九条雪談。
そんなこちらの疑問は何のその、
「実力あるものを呼び出せるようにしたほうが面白いし。
  それによって、いろんな作品にでてきた裏ボスとかをランダム召喚させて……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おひ。
『んな物騒な世界つくろうとすなっ!!!!』
というか実際にもう作られてるけど、けど!
この世界、初期化を希望します!
切実に!
しかしそういうのを創ろうと思えばさくっと創れるのがこのゲームのあるいみ怖いところであり、
また面白いところでもある、というのもあるだろうが。
…発売元の【WOLD GOD】はこういうのまで見越してるのだろうか?
雪の声に同時に重なる私たち四人の声。
しかし…何はともあれ……
「というかさ~。GMマスターの権限でもある強制ログアウト封鎖能力、これはなに!?」
厄介なことに、その召喚術には強制ログアウト付加、という項目というか楔がかけられている。
つまるところ、一度入室したらクリア、もしくはセーブボイントにたどり着くまでログアウトは不可能です。
ということをこの楔は物語っている。
ご丁寧にGM達がもっている強制力をも封鎖するように、となんでか組み込んでみたらしい。
「だって、簡単にいえば数時間で十年少しでいいんだから。いちいちログアウトしてたら面倒だし」
『そういう問題じゃないっ!』
ああ。
そもそも自分の意思に関係なく呼び出されて、それがどうやら絶対者アクセサリーと偶像のアイテム。
それらに関係しているのかどうか、というのはわからなかった。
運営側からの連絡では

『そちらの世界においては、両方のアイテムをもっているものを対象にして召喚が行われた模様です』

との返答。
…カンベンしてください。
切実に。
というか、他者のゲーム内からでも外のGM達を強制的に呼び出す力を考えついた雪がすごいのか。
はたまたそれを可能にするこのゲームのすごさをほめるべきか。
「…とりあえず、どれから倒すべき?GM権限の能力解放という効果はあるいみ助かるけど」
「まあこの世界は今まで自分達が行っていた最高レベルのゲームなどの能力などを、
  始めから使用できるように。それをコンセプトにつくってみたからっ!」
・・・・・・・始めから最強、ですか。
いわく、強くてニューゲーム、という形式が最近のゲームにはないからこれをとりいれたらしいが。
…雪につくられた、この世界というかこの星系、御愁傷様、というより他にない。
当然、私たちのようなGM…つまりは、【創作者】にとって最高レベル、というのはGM権限。
すなわち創造主権限、ともいう。
いわく、無限の能力。
さすがに世界の根柢にかかわるようなことはこの世界を創った雪にしかできないが、
それ以外のことならば何でも可能。
ちなみに、GM達のもっている能力はそのまま使用可能。
これは、強くてニューゲーム、の概念に沿っているらしく、
自らの中で一番強き力をもってこの世界に降り立つ、という理にかなっているらしい。
それって世界感、おもっきり壊れるんじゃないの?
…この能力がなかったら絶対に幾度も死んでるとおもう。いやほんと。
いきなり、ここにくるまでとあるゲームでいうところのダンジョンボスとか襲ってくるし。
ちなみにここには倒すのが絶対に不可能、といわれていた
某アニメの裏ボスの能力を模して生みだしているらしい存在がいるという。
それって普通のプレイヤーには絶対に倒せないってことなんじゃぁ……
たしかあれは、絶対に倒せない、いわく倒したら世界崩壊とかいうレベルの存在だったはず…
まあ、それは今はいうまい。
とりあえずそれは封印をとかなければいいだけのこと。
…そう、誰かがといたりしなきゃどうにかなるでしょ。
…多分。





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あとがきもどき:
薫:ゆき(この世界の創作者)(トパーズ)
  來華らいか(主人公)(コランダム類)
  留衣るい(オパール)
  亜紀あき(ダイヤモンド)
  陽菜ひな(水晶)

以上、簡単な人物紹介でしたv
さくっ、とギャグ感覚で目指してみましたv

2011年某日(編集2019年8月15日)

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